「モンスターハンターワールド」はどう進化を遂げ、なぜ成功したか-世界的大ヒットの舞台裏を振り返る

1: ばーど ★ 2018/03/26(月) 08:03:51.20 ID:CAP_USER9.net
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全世界出荷750万本という大ヒットとなった「モンスターハンターワールド」はいかにして作られ、成功したのか。
米国サンフランシスコで開催のゲーム開発者会議GDC 2018で行われたセッションにて、「モンスターハンター:ワールド」のプロトタイプ映像が世界初公開され、徳田優也ディレクターが本作の開発プロセスを振り返った。

「環境を利用した自然なアクション」をキーワードに
「武器を使わず、環境を使ったアクションでどこまでモンスターに対処できるか」というコンセプトで、プロトタイプ版の製作が始動した。モンスター側も壁や狭所などの地形にどの程度対応できるかなどの検証も行いつつ、様々なギミックを取り入れて構築していった。プロトタイプ版の製作には1年間の製作期間を要し、グラフィックの検証に半年を要したとのことだ。
環境を使ったアクションでどこまでモンスターに対処できるか。

モンスターに対して、草むらに隠れてやりすごしたり、閃光羽虫で目くらましをしたり、濁流で流したりするギミックはプロトタイプの段階ですでに実装されており、この要素は製品版にも生かされている。
オープンワールド化によりエリア移動での退避ができなくなったことへの代替案として、草むらや茂みに隠れるゲームプレイが加わった。しかし、プレイヤーが草むらを悪用してモンスターを恒久的にやり過ごしてしまう懸念もあったため、ある程度時間がすぎるとモンスター側が臭いをかぎ分けて発見する仕組みも取り入れた。
さらに、「環境を利用する」という点において、生き物が発する灯りや、ヒカリゴケを打ち付けた明るさを使っての「暗がりでの自然な探索感」を出すこともこの段階で試行錯誤したとのこと。「すごく雰囲気があってよかったが、実際ゲームをする上では遊びにくく、技術的な限界もあり製品版ではプロトタイプ版より明るくなっている。個人的には気に入っている要素ではあったので、いつかまたこの要素には挑戦していきたい」と徳田は話した。 飽きさせず、ストレスのないハンティングを――製品版で未登場のあのモンスターも

大型モンスター「アンジャナフ」との戦闘が、プロトタイプ版の映像に沿って紹介された。「モンスターハンター」は戦闘が長時間続くゲームなので、飽きさせないようなテンポの変え方も今作では工夫しているという。
テンポの変化でプレイヤーが飽きないように工夫。
今作から新たに実装されたモンスターによるつかみ技は同期に苦労した部分で、コストがかかるところでもあったが、時間をかけて対応を行った個所のひとつだと徳田は話した。

「モンスターハンター4」から追加された「乗り」のシステムは、今作でモンスターはプレイヤーのことをより明白に認識して、環境に身体をぶつけてプレイヤーを下ろそうとする。プレイヤーは頭や尻尾に乗り移りながら対応し、モンスターを疲れさせていく。
大型モンスターが倒れていると、小型モンスターが寄ってくるようになった。状態によっては味方になるように変わるなど、これも戦闘の状況に変化を生み出している工夫のひとつだ。
モンスターと木の間をすり抜けるような場面で、旧作ではすぐに引っかかってしまっていたが、自動での経路探索を加えることでより移動しやすくなったといった改善もよりストレスフリーな体験に繋がっている。

プロトタイプの映像の最後には、崖から濁流によって落下したアンジャナフを、横から出てきた旧作でお馴染みの海竜種「ラギアクルス」が強襲するシーンも見られ、観衆からは思わず拍手が上がった。「ラギアクルス」は首の長いモンスターの姿勢や骨格を表現するうえで技術面やコスト面での問題があり、製品版に実装されなかったとのこと。「今後のアップデート含めて、実装される予定は現状ない」と徳田はコメントした。
プロトタイプではモンスター自身が地形の特性を変えることについての検証も行っており、ラギアクルスが地形を隆起させる仕組みの表現は、製品版で「ガノトトス」などのモンスターに生かされている。
グローバル規模での成功を生み出した、海外展開への取り組み

プロトタイプの映像の後は来場者への質疑応答が実施された 。 満員の会場からはさまざまな質問が飛び交った 。 その中では、海外での成功についての分析を求める声も多かった 。

>>2以降に続く

3/24(土) 15:03
IGN JAPAN
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180324-00000004-ignjapan-game


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