北瀬「『FF8』はゲームシステム面で従来のRPGからの脱却を目指した。給料システム、カードゲーム…」
つぎの『FF』ナンバリング作として『FFVIII』が目指していたもの、とくにこだわった部分はどこだったのでしょうか。
北瀬『FFVII』はビジュアル面で従来の常識からの脱却を目指したゲームですが、『FFVIII』はゲームシステム面で従来のRPGからの脱却を目指すことにこだわりました。
たとえば、給料システムであったり、マップ上を車やバス、電車で移動したり、カードのリサイクルでキャラクターが成長をしたり……と。
『FF』らしいチャレンジ精神が詰め込まれた作品だったと思います。
――『FFVIII』開発当時の印象深いエピソードがありましたら教えてください。
北瀬キャラクターの演技にモーションキャプチャーを初めて導入した作品でした。
我々スタッフも初経験だったので勝手がわからず、スコールの持つガンブレードはデータを取るだけなので、本当は竹刀のような軽い素材でいいのですが、鉄製で重い素材で作ってしまいました。
「まさに武器!」という感じで、もし万が一、ミスで役者さんに当たってしまったらたいへんなことになっていたでしょう。いま思うと冷や汗ものです。
――最後に、今回のリマスター版の注目ポイントなど、メッセージをお願いします。
北瀬『FFVIII』は映画『チャーリーズ・エンジェル』(2000年公開)にゲームプレイ画面が登場したり、昨年公開されたゲームを題材とした大作映画からもガンブレードの使用のオファーをいただいたり、じつはハリウッドのエンタメ業界にも大きく影響を与えた作品です。
ドラマチックな魔女の物語とスコールを始めとした個性豊かなキャラクター、ガンブレードなどの魅力的なガジェット、そして切ないメロディーが忘れられない主題歌など、現在の『FF』シリーズにもつながるすべての要素が詰まっています。
見どころ満載なので、ぜひ綺麗になった『FFVIII リマスタード』をお楽しみください。
https://s.famitsu.com/news/201906/28178783.html
続きを読む
Source: ゲーム感想・評価まとめ@2ch