【ネタバレ注意】未来のミライ見てきたので感想を書く
小学生におもろしろさを求めるとかプロかな?
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最初から最後までくんちゃんを中心に回る話だが、この主人公は・・・
子供をリアルに描こうという意思は伝わるけど、あまりにもクソガキな上に一つ二つのエピソードでは全然成長しないので人によってはイライラするかも
起こってる出来事は実は全てくんちゃんの妄想という考え方もできなくはない
最序盤の方で見せた感受性の豊かそうな描写はその伏線だと思うが、後半はその名残もなくなってしまう、もったいない
説教臭いことを言いたくないので雰囲気で分からせたい、という意志がありありと伝わる、
気持ちはわかるけど率直に言って観客は「このエピソードなんの意味があるの?」と思ってしまうのは否定できないと思う
特に母のエピソードはかなり意味不明、あれは例えば、激怒する祖母の前にくんちゃんが止めに入って
そのまま二人で泣きながら後片付けをする、みたいな話のほうが分かりやすいと思う
それに曽祖父のエピソードでは、なんで初めて会った子にあんな構うの? と思わなくもない
あれは最後の方に実はくんちゃんを知ってる、純粋な過去の人間ではなくどこか虚構の存在、みたいなセリフを入れても良かったかも
くんちゃんの成長だけで話を引っ張るのはかなり難しいと思う
提案としては、例えばくんちゃんが「一人ぼっちの国の子」になる可能性が序盤から示唆されていて、
それを止めるために他の家族が頑張っていた、最後は駅の世界でご先祖が順々にやってきて助けてくれる、
みたいな話なら絵的に盛り上がったと思う
他には、実は家族の中で危機を迎えていたのはあの夫婦であり
夫婦の離婚という可能性を修正するためにくんちゃんが頑張っていた、とかでもいい
駅の世界でくんちゃんが質問を受けるシーンは、質問の最初から最終的にくんちゃんが何と言うか分かってしまうのでいまいち盛り上がりに欠ける
くんちゃんがそこにたどり着くのをいかに溜めておくかが腕の見せ所だと思う
上でも言ったけど、不思議な世界は実は全てくんちゃんの妄想という見方もできなくはないし、
最終的に本当に不思議な世界に行くのでそこまでのビジュアルももっと凝るべきだったと思う
例えば母のエピソードでは過去の世界に行くけど、もっとパノラマ的に時代を描写した絵にするとか
あるいは純粋な過去じゃなくて、くんちゃんの想像するような過去、なぜか山手線の現行車両が走ってたり
細かなところで奇妙なものが置かれていたりと言った、どこか純然たる過去ではない世界でもいいと思う
画作りが丁寧なのもあるし会話も冗長すぎない、何となく「ああなんか家族の話を淡々と流す映画なんだな」
と割り切れば楽しく見れると思う、サマーウォーズのようなエンタメや、おおかみこどものような畳み掛ける泣かせを求めると肩すかしを食らう
あとミライの出番もっと増やせよと思う 案内役として無理矢理にでもすべてのエピソードに絡ませるとか
あまりオススメはできないが、子供の描写がリアルなので人によっては刺さるかもしれない
世間の評判は意外に良くなるかもしれない、
では
ヲタの○ナニー見せられてる感じだった
うーん、子育ての経験者なら共感できるのか?
逆いうとそれ以外の人はどうみていいか分からんだろうな
宇多丸がまるで無理やり褒めてるように言われてるけど、
俺は時かけ、サマウォ、おおかみは名作だと思ってるぞ、バケモノもそこそこ面白い
細田監督って強烈なアンチがいるからネットの評判は話半分で聞いてたほうがいい、俺も含めてな
まあでもう歌丸も今作は苦言を呈すんじゃないの、一般受けと監督のやりたいことを優先させちゃってる、みたいな
サマーだっておおかみだってみんなそういう話だった。
Source: 映画.net