堀井「HD-2D版 DQIIIはけっこう着々とやっていて、DQXIIはまだちょっと言えないですね。」
堀井2023年12月1日に『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』を出すんですよ。
――ピサロが主人公の。
堀井そうそう。発表したときに結構反響があって。しかも発表が制作決定ではなくて、「もう発売日が決まっていて、この日に出ますよ」というものだったので、皆さんすごく喜んでくれました。
――発表の順番的には『HD-2D版 DQIII』や『DQXII』の話があって、「いつになるのかな」と思っていたら、『DQモンスターズ3』は発表当日に発売日も決まっていて、という感じでしたね。
堀井「これから作ります」と言って、また3年後に発売になるという時代でもないだろうと思って、作りながら内緒にしてて、できあがった段階で発表した感じですね。
――ピサロを主人公にしたのはどういった理由なんでしょうか?
堀井プロデューサーの横田君(横田賢人氏)からの提案で「使っていいか」と聞かれたので、「いいよ」と。
実際、つぎの主人公を誰にするか、というのはあったんですよね。最初にテリーがあって、イル・ルカがあって。あとキーファもあって。そういう流れでつぎはピサロとロザリーでいいんじゃないの、と。
――すごくドラマチックなふたりですから。いままで描かれなかった部分の物語も期待してしまいます。『DQモンスターズ3』の開発に堀井さんはどのように関わっているのでしょう?
堀井テストプレイしたり、チェックしたりとかですね。ただ、最初のほうは徹底的に見て直しました。入り口は重要なので。
――それは、『HD-2D版 DQIII』や『DQXII』との関わりかたと同じですか?
堀井だいたい同じですね。まぁ、『DQIII』に関して言えば自分で一度作ったものなので、いろいろとわかっていますから、「ここをこう変えたいならこういう風にしたらいいよ」という感じでアドバイスをするような。
――『HD-2D版 DQIII』、『DQXII』の開発状況はどうでしょうか。
堀井『HD-2D版 DQIII』はけっこう着々とやっていて、『DQXII』はまだちょっと言えないですね。
――『DQモンスターズ3』を含めてどちらも『DQ』ファンの期待値が高いタイトルだと思います。
堀井けっこういろいろと走っているので、引き続き期待してくれるとうれしいです。
https://www.famitsu.com/news/202309/18316079.html
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