「プレイステーション2」の発売から20年
2000年3月4日 発売 標準価格:39,800円
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、次世代コンシューマゲーム機として話題を集めていた
次世代プレイステーションの詳細を発表した。
名称は従来機の名称を引き継ぎ「プレイステーション2(SCPH-10000)」となった。価格は39,800円で2000年(平成12年)
3月4日に発売される。プレイステーション2では、現在販売中のすべてのプレイステーション用ゲームを遊ぶことができるが、
3月以降も現行プレイステーションは併売され、これからもサポートを継続するとしている。
CPUは3月に発表されたとおり、128bitでクロック周波数が294.912MHzのEmotion Engine。グラフィックスは
“Graphics Synthesizer”を採用。メインメモリはDirect RDRAMを32MB搭載している。ディスクドライブは
4倍速DVD-ROMドライブ(24倍速CD-ROM相当)で、プレイステーション、プレイステーション2対応ディスク、
音楽CD、およびDVD-Videoの再生も可能となった。ディスクの開閉はトレイ方式を採用している。
本体にはDOLBY DIGITAL、dts、DVD-Videoのロゴが印刷されており、それらのデコードが可能なことがわかる。
インターフェイスはコントローラポート×2、メモリーカードスロット×2、AVマルチ出力×1、光デジタル出力×1、
USBポート×2、IEEE-1394(i.Link)×1、PCカードスロットType3×1となっている。
本体の大きさは301×178×78mm(幅×奥行き×高さ)だが、これは水平に置いた場合で、縦に置くことも可能。
重さは2.1kgと、従来機に比べて大型化している。
本体は縦置きも可能 本体背面にはType3のPCカードスロットを備える SCEIが発売予定のGRAN TOURISMO 2000
また同時に周辺機器も発表された。1つはぶるぶる震えるデュアルショック機能を搭載した「アナログコントローラ
デュアルショック2」で、形状は従来の物を踏襲した形となっている。ただし、スタート、セレクト以外のすべての入力がアナログに強化されている。
もう1つは「メモリーカード」で容量は8MB。メモリースティックでも使用されている認証、暗号化技術の「MagicGate」を
採用しており、リリースでは「ネットワーク時代に対応したデータのセキュリティを強化した」としている。
両方とも本体に同梱されるが単品でも発売され、デュアルショック2が3,500円、メモリーカードが3,500円となる。
9月13日付でライセンシー各社も発表されたが、国内ですでに89社、海外でも北米46社、欧州27社と覚え書きを
締結しているという。このほかにも海外メーカー45社とツール・ミドルウェア向けのライセンシー契約を結んでいる。
また同時に、プレイステーション2を使ったビット配信(e-Distribution)ビジネスを2001年に開始すると発表した。
リリースでは「将来大きな可能性が期待されている広域帯ネットワークを利用したユーザーへのビットコンテンツの直接配信を新たなメディアとして加える」
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Source: ゲーム感想・評価まとめ@2ch